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ほうれい線を消すツボ押し|自宅ケアでのほうれい線の消し方

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老けた印象を与えてしまうほうれい線。

ほうれい線は、鏡を見たときに目につきやすいので、自分でも気になってしまいますよね。

どうしたら解消できるのか、悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、ツボ押しによる簡単なほうれい線のケア方法をご紹介します。

ほうれい線の原因は?

ほうれい線の原因

ほうれい線が目立ってしまうと老けてみられてしまいますよね。ほうれい線は、女性の肌悩みの中でも必ず上位に入ってきます。ほうれい線は、どうしてできてしまうのでしょうか。

一見シワのように見えるほうれい線ですが、実は頬の線維の衰えによる「たるみ」がおもな原因となっています。

ほうれい線の原因と構造

若いうちは、真皮の中にある線維芽細胞が活発に働いてコラーゲンやエラスチンなどを生み出し、ハリや弾力をキープしています。しかし、加齢とともにこれらの能力が衰えて真皮が老化していくと、表皮を支えられなくなり、たるみやシワの原因となります。

それでは、たるみを作ってしまう要因をいくつか挙げてみたいと思います。

紫外線

紫外線

肌は、紫外線によるダメージを受けやすい場所です。これまで浴びて蓄積された紫外線のダメージがじわじわと時間をかけて肌の弾力成分である、コラーゲンやエラスチンを破壊します。コラーゲンなどを作りだす機能も老化現象により低下していくため、たるみの原因となってしまいます。

乾燥

乾燥

人間の身体は約60%が水分でできています。しかし、老化とともにその割合がどんどん減少していきます。身体の水分の減少とともに肌の乾燥も深刻化していき、弾力が失われていきます。それによって、ほうれい線のようなたるみが生じてしまうのです。

むくみ

むくみのイメージ

むくみとは、細胞と細胞の間の水が異常に増加した状態を言います。特に顔の場合は、顔の皮膚の下の組織に水分や老廃物がたまったことが原因となります。水分は高いところから低いところへ流れるので、朝起きた時に一番むくみが見られます。むくんでしまった部分は重力に逆らえずに下垂し、そのままにしているとたるみの原因となってしまいます。

また、アルコールをたくさん飲み過ぎると血液中のアルコール濃度が高くなり、血管が拡張して静脈やリンパによる水分の処理がうまくいかなくなるため、むくみやすくなります。

生活習慣の乱れ

睡眠不足

睡眠不足やストレス、偏食、喫煙など、日頃の生活習慣の乱れが肌へダメージを与える要因になります。たとえば睡眠不足だと成長ホルモンの分泌が減少し、肌の新陳代謝を阻害してしまいます。それにより老廃物が溜まってしまい、たるみに繋がるのです。ストレスや偏食なども、同じように肌に悪い影響を与える原因となっています。
 

ほうれい線に効くツボ押し

ほうれい線に効くツボ押し

ほうれい線の解消の方法として「ツボ押し」があります。ツボ押しはちょっとした隙間の時間にどこでも手軽にできるので、おすすめの方法です。

中には、「ツボ押しって本当に効果があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「ツボ」とは、東洋医学由来の概念で、「経穴(けいけつ)」と言われる体の一部分を指します。ツボに刺激を与えることによって、対応した特定の身体の部位に対して、症状緩和などの効果を与えます。たとえば、顔のツボには加齢などの悩みを改善する効果が期待できます。

ここからは、ほうれい線に効く顔のツボをご紹介していきます。

1.たるみを引き上げるツボ

巨髎(こりょう)

巨りょう

巨髎の「巨」は、ほうれい線の溝を表し、「髎」はそのへこんでいる部分を表しています。

巨髎は笑顔のツボとも呼ばれており、上唇を引っ張る頬の筋肉へ刺激を与えるツボです。頬の筋肉を向上させるため、頬の筋肉と肌のハリをアップすることによって、ほうれい線の解消につながります。

さらに巨髎は、ほうれい線だけでなく、顔全体のむくみやたるみも解消する効果があり、皮脂分泌を正常に調整する作用もあるため、肌の乾燥も予防してくれます。

【ツボの場所】
「黒目から真下に下ろした線」と「小鼻の下のライン」が交わるところにあります。

 

散笑(さんしょう)

散笑

散笑も、ほうれい線を解消するツボです。それもそのはず、ほうれい線の真上にあるツボなのです。頬をリフトアップして、たるみを解消する効果があります。

また、頬だけでなく、あごのたるみにも効果があり、二重あごの解消にも役立つツボです。

【ツボの場所】
小鼻の両端から口角に向かう線、ちょうどほうれい線の位置になりますが、そのちょうど中央にあります。

 

地倉(ちそう)

地倉

地倉は顔だけでなく、胃にも効果があるツボです。美容によく効くツボで、顔のむくみを軽減します。

また、口元の筋肉をほぐすことでハリを取り戻し、頬のたるみを解消します。他にも胃の温度を下げることによって、食欲抑制効果があるといわれています。

【ツボの場所】
口を閉じたときの口角から少し外側にあります。
強く押した時に響く感じがする場所が、効果抜群の場所です。

 

2.フェイスラインを引き締めるツボ

下関(げかん)

下関

下関は血流を整え、血行を促進する効果があるツボです。血行促進することにより、新陳代謝を上げて頬の筋肉を引き上げ、ほうれい線を改善します。

また、顔のゆがみを改善する効果もあり、小顔効果が期待できるツボでもあります。

【ツボの場所】
耳の穴の前のへこんだ部分で、口を開けた時に盛り上がる場所にあります。

 

顴髎(けんりょう)

けんりょう

顔の引き締め効果があり、むくみを解消してくれるツボです。肌の細胞の活性化を促進し、顔全体のシワやフェイスラインのたるみにも有効なツボでもあります。

他にも、頬の高さのアンバランス矯正の効果もあり、アゴの疲れを改善し、口の開閉をスムーズにしてくれます。

【ツボの場所】
左右の目尻から真っ直ぐ下に降りたラインの頬骨の下あたりにあります。

 

大迎(だいげい)

大迎

顔の血流量を増やすことによってむくみを解消し、小顔効果が得られるツボです。

老廃物を排出し、代謝が活性化することで、ニキビ・吹き出物を改善でき、また、むくみが取れることにより、口周りのシワ解消にも有効です。

【ツボの場所】
下顎の角(エラの部分)から少し前の、動脈が拍動している部分にあります。

ツボ押しのポイント

ツボ押しのポイント

続いては、効果的なツボの押し方をご紹介します。

・中指の腹でゆっくり優しく刺激する
・息を吐きながら、5秒間押して、5秒間緩める
・5回程度繰り返す
・リラックスした状態でおこなう

爪で皮膚を傷つけないように、やさしく、ゆっくりとおこなうのがポイントです。

心身ともにリラックスした状態でおこなうと、さらに効果アップが期待できるため、就寝前などのホッと落ち着いた時間がおすすめです。

顔のツボは身体のツボと違って、強く押してしまうと肌を傷つけてしまうことがあるので、注意してくださいね。
 

その他のほうれい線ケア

その他に自宅でできるほうれい線ケアの方法をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

1.ハリと保湿ケアをする

保湿ケア

ほうれい線の原因である乾燥を解消すると、肌にハリができ、ほうれい線を目立たなくすることができます。口元は顔の中でも特に皮膚が薄く乾燥しやすいため、保湿ケアによってしっかりと乾燥対策をすることにより、ほうれい線の予防ができます。

保湿効果の高いスキンケアをおこなうことによって、ほうれい線への高い効果が期待できます。化粧水を使った後、水分の蒸発を防ぐために時間を空けずに美容液や保湿クリームなどでしっかりと保湿をすることがポイントです。

ただし、過剰な保湿はバリア機能を低下させてしまうなど、かえって肌トラブルの原因となってしまうため、適度に使用しましょう。また、アルコール配合の化粧品は乾燥肌になる原因となってしまう恐れがあるため、ノンアルコール化粧品がおすすめです。肌に潤いを閉じ込める、フェイスマスクによる定期的な保湿ケアもおすすめですよ。

2.トレーニングで口元を鍛える

トレーニング

ほうれい線の原因は、頬の筋肉の衰えによる「たるみ」によるものです。つまり、筋力強化することにより、ほうれい線を解消することができます。

口環筋を鍛える

口環筋(こうりんきん)とは、口の周りを囲んでいる筋肉です。口の開閉時に動かしている筋肉ですが、おもに空気を吸い込む際に強く働きます。口環筋が弱くなってしまうと、口周りのハリがなくなってしまうため、この口環筋を鍛えることによって、ほうれい線を解消することができます。

1.上と下の唇を10秒間押し合います。
2.次に唇を思い切り突き出して5秒待ちます。
3.最後に唇を内側に巻き込んで5秒キープします。
4.これを2セット繰り返しましょう。

 

翼突筋を鍛える

翼突筋(よくとつきん)とは、ものを食べるときに使う咀嚼筋(そしゃくきん)の一種です。翼突筋は食事の際に働き、あごの骨を支えています。この筋肉を鍛えることにより、顔の下半分のたるみを解消することができます。また、トレーニングの動きでほうれい線を引きのばし、薄くする効果も期待できます。

1.口角を限界まで方側に寄せて5秒間キープします。この時、口を寄せた反対側のフェイスラインがはっきりと出るように、しっかりと口を寄せましょう。
2.反対側も同様にして5秒間キープします。
3.これを2セット繰り返しましょう。

他にも簡単な方法として、頬に空気を入れて膨らませ、その空気を口の中でぐるぐると回す方法などがあります。左回り、右回りを10回程度ずつ繰り返すことによって、ほうれい線をしっかりと伸ばしましょう。

3.血行を良くしてむくみを改善する

ヘッドマッサージ

身体の筋肉をほぐして血行を良くするとリンパが流れやすくなり、ほうれい線の予防ができます。

その方法として、頭皮マッサージがあります。頭皮は顔の皮膚とつながっており、頭皮を柔らかくすることで顔への血行が良くなります。それにより、顔のむくみをなくし、ほうれい線を改善することができるのです。

入浴時のシャンプーの時や、テレビを見る時間などを活用して、気持ちが良いと感じる頭のツボを押してみましょう。毎日続ければそれだけでも効果を実感することができるでしょう。
 

まとめ

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ほうれい線の原因や、ほうれい線に効果的なツボ押し、さらにはその他のケア方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

特にツボ押しは、どれも難しいものではないので、自身に合ったツボを見つけて、無理なく続けてみてください。毎日続けていると、変化にも気付けるようになるでしょう。併せて、口元を鍛えるトレーニングや、保湿スキンケアによって、さらに効果を実感することができますよ。

ほうれい線を改善して、いつまでも若々しい素顔をキープしましょう。